衆議院本会議は、野党側が、大島議長の国民投票法改正案をめぐる発言に議長として越権だなどと反発していることから、午後3時から予定されていた開会が遅れています。
大島衆議院議長は5日、青森県八戸市での講演で、継続審議となっている国民投票法改正案について、「ぜひ臨時国会で、与野党で話し合って、合意を見つけてほしい」と述べました。

この発言について、立憲民主党など野党側は「議長として越権で看過できない」などと反発し衆議院議院運営委員会の理事会で撤回などを求めました。

高木委員長は大島議長に野党側の意見を伝えたのに対し、大島議長は「注意を真摯(しんし)に受け止め、議長としてさらに公正中立に努めていく」と述べたということです。

高木委員長は、大島議長の説明を理事会で報告しましたが、野党側は納得せず、議長みずからが説明するよう求め、現在も与野党の間で断続的に協議が行われています。

このため衆議院本会議は午後3時から安倍総理大臣の所信表明演説に対する各党の代表質問が行われる予定でしたが、開会が遅れています。

NHKニュース
2019年10月7日 15時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191007/amp/k10012116151000.html