大阪府松原市の田中厚志市議(42)(1期目、大阪維新の会)が「体調不良」を理由に3月定例会の本会議を欠席し、妻と2人で2泊3日の沖縄旅行に行っていたことが9日、わかった。田中市議は取材に、「議員としての認識が甘く、ばれなければいいと思ってしまった。反省している」と事実を認めた。

 田中市議によると、3月26日午前9時頃、妻を通じて「体調が悪く、本日の本会議を欠席する。家で養生する」と議会に連絡を入れ、夕方の便で沖縄に向かった。

 7月中旬頃、所属会派の維新などに旅行を告発する投書が届いたことで発覚。田中市議は議会にうそをついて旅行していたことを議長らに報告し、議長から厳重注意を受けた。

 田中市議は取材に「猛省し、議員としての職責をまっとうしていきたい」と述べ、5日付で会派を維新から無所属とする変更届を議会に提出。今後は無所属で議員活動を続けるとしている。地域政党の維新には所属しており、維新は田中市議の処分を検討している。

読売新聞
2019/09/10 07:31
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190910-OYT1T50129/