2019年9月8日、韓国・OSENによると、米CNNが「日本の旭日旗はナチスの象徴であるハーケンクロイツと同じ」と報じた。

記事によると、米CNNは7日付の「悪魔の象徴:なぜ韓国は東京五輪で日本の旭日旗の使用禁止を求めるのか」と題する記事でこのように報じた。また「韓国人は『旭日旗は1990年代初めから中頃までの日本植民地時代のおぞましい暴力を思い出させる』と主張している。韓国人にとって旭日旗は日本の帝国主義と軍国主義を象徴する」としつつ「2020年東京五輪組織委員会は『旭日旗自体に政治的な意味はない』として韓国の旭日旗使用禁止要請を拒否した」と説明した。

その他にもCNNは、韓国国会の文化体育観光委員長の「戦争を象徴する旗は平和な五輪競技に合わない。アジア人と韓国人にとって旭日旗は悪魔の象徴のようなもの。ハーケンクロイツが欧州人に恐怖と侵略を思い出させるのと近い」との発言や、韓国外交部報道官の「旭日旗が周辺国にとって過去の軍国主義と帝国主義の象徴となっていることを日本も理解している。日本は謙虚な態度で歴史を直視する必要がある」との発言も紹介。さらに「慰安婦や徴用工問題は今も解決していない」とし、「歴史をめぐる対立が輸出規制措置にまで拡大している状態だ」と伝えたという。

これに韓国のネットユーザーからは「久々にうれしいニュース」「正しい報道。ナチス旗と旭日旗は同じく侵略の歴史の象徴だ」などと喜ぶ声が上がっている。

一方で「中国や東南アジアの人たちは何をしているの?」「韓国だけが反発して他の周辺国が賛同しないことが問題」「旭日旗ではなく戦犯旗と表現するべきだ」「笑える。米国は日本と戦争した当事者なのに他人事のように言っているよ」と指摘する声も。

また「日本が今の態度を貫けば、韓国の選手たちは旭日旗の揺れる会場で戦うことになる。ボイコットするのが正当では?」など五輪ボイコットを求める声も数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本)

Record China
2019/9/9 12:50 (JST)
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