関東大震災の朝鮮人犠牲者を追悼する式典に、東京都の小池知事が今年も追悼文を送らない考えを示したことに対し、主催者が会見を開き、抗議しました。

 追悼式は、1923年の関東大震災の際、「朝鮮人が暴動を起こした」などのデマが広がり、殺害されるなどした朝鮮人の犠牲者を悼み、毎年9月に都内で開かれます。式典には歴代の都知事が追悼文を寄せていましたが、小池知事は2年連続で追悼文を送らず、今年も送らない考えを示しています。

 「極めて遺憾。朝鮮人虐殺の事実を消極的に否定する態度だと評さざるを得ない」(式典実行委員会 宮川泰彦会長)

 追悼文を送らない理由として小池知事は、「同じ日に開催される都の大法要で全ての方々へ哀悼の意を表しています」などと説明しています。

TBS NEWS
22日16時48分
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3757963.htm