蓮池透「安倍さんがどういう風に喧伝したかというと、小泉訪朝に同行した際に、北朝鮮側から謝罪と経緯の報告がなければ、日朝平壌宣言にサインせず席を立って帰るべきだと、自分が小泉首相に進言した』と主張した。
安倍のこの武勇伝は、全くのデマだ。日朝首脳会談の立役者である田中均(当時は外務省のアジア大洋州局長)は、安倍の進言をはっきりと否定している。
「金正日が拉致を認めて謝罪しなければ、平壌宣言に署名しない」というのは、関係者全員の基本認識だった。
ちなみに、このデマをリークしたのは、安倍晋三本人だ。
透「弟たちが一時帰国という事で(日本に)帰ってきた時、2週間で(北朝鮮に)帰ることになっていた。この時に『安倍さんが北朝鮮に戻るのを体を張って止めた』という話になっているが、真っ赤な嘘!止めたのは私なんだから!」
このデマも流布しており、安倍自身はフェイスブックに「帰さないという自分の判断は正しかった」と書き込み、自分の手柄として語っている。
透「安倍さんの美談がはびこっている。すごく拉致被害者に寄り添っている、みたいなイメージ。その美談を利用して総理大臣になった。」??
安倍は、拉致問題を利用して、闘う政治家のイメージを作り上げ、排外ナショナリズムを煽り、それを武器に総理大臣になったのだ。??
透「安倍さんは、掛け声だけ。自分の在任中に拉致問題を解決すると言ってますけど、何をもって解決とするのか、安倍さん自身わかってない。」『安倍晋三は掛け声だけ』、これは彼の政治姿勢のすべてに当てはまる。アベノミクス、積極的平和主義、一億総活躍。??
すべては掛け声だけで、その先に問題解決がない