自民党の石崎徹衆院議員(35)=比例代表北陸信越ブロック=が元秘書の30代男性に暴行を加え、男性が新潟県警に被害届を提出したと週刊新潮が17日、電子版で報じた。

 記事によると、石崎氏は今春、男性の運転に文句を言って肩を何度も殴ったといい、男性は医師の診断書を取って、6月に新潟県警に被害届を提出。さらに今月、石崎氏から蹴られ、退職したとしている。

 また石崎氏が言ったとする暴言の音声をホームページ上で公開。「バカが死ねお前」「お前、今月何日休んでる。返上してやれよ」「頭下げろお前。死んだ方がいいぞお前」などの発言を石崎氏の「パワハラ音声」として公開した。毎日新聞は石崎氏の事務所に問い合わせているが、17日夜の段階で返答はない。

 石崎氏は慶応大法学部卒。2012年衆院選で新潟1区から初当選し、現在3期目。今年3月に石破派を退会し無派閥となった。

 自民党では、17年に豊田真由子衆院議員(当時)が秘書への暴行や暴言を巡って離党。同年の衆院選に無所属で立候補したが落選した。【立野将弘】

毎日新聞
2019年7月17日 19時45分
https://mainichi.jp/articles/20190717/k00/00m/040/324000c