パイロットと機体はどこに=FDRの信号は、F35集中捜索−墜落1週間・防衛省
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041700001&;g=soc

航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが9日に青森県沖に墜落
した事故から1週間が経過。パイロットは
発見されず、機体も尾翼の一部しか回収されていない。岩屋毅防衛相は16日の記者会見で、「集中的に捜索・救助活動を行っている」と
述べた。防衛省によると、これまでのところ、高度や速度、機首方位などを記録したフライトデータレコーダー(FDR)に付いていると
みられるビーコンからの信号もキャッチされていないという。

◇特別防衛機密に該当
 F35は機体のステルス性だけでなく、空対空ミサイルなどを装備するために必要なブロック3Fという最新のミッション・システム
(ソフトウエア)もインストールされている。こうした情報は、「日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法」に基づき、特別防衛機密に
該当する。中国やロシアに機体が渡れば米国
の安全を脅かすことにもなる。日本側の捜索で
機体の場所を特定できない場合、米海軍に
専門家とTPL25の派遣を要請する可能性もある。