前の国土交通副大臣が道路整備をめぐって「そんたくした」と発言した問題を受けて、衆議院国土交通委員会の理事会で野党側は改めて前副大臣らの参考人招致を求めましたが、与党側は応じず、引き続き協議することになりました。
衆議院国土交通委員会の理事会で与野党は、塚田前国土交通副大臣が道路整備をめぐって、安倍総理大臣と麻生副総理兼財務大臣の意向を「そんたくした」と発言した問題をめぐって協議しました。

政府は、自民党の吉田参議院幹事長や地元の県知事らから道路整備の要望を受けた時期などをまとめた資料を提出しましたが、野党側は予算を計上した理由が明らかにされていないなどとしてさらなる資料の提出を求めました。

また野党側は改めて塚田氏と吉田氏の参考人招致を求めましたが、与党側は「難しい」として応じず、引き続き協議することになりました。

麻生財務相の回答「覚えていない」財務相

立憲民主党など野党側はこの問題をめぐって政府側からヒアリングを行い、出席した議員が「去年12月19日に自民党の吉田参議院幹事長らが麻生財務大臣に陳情した際、麻生大臣はどのような回答をしたのか」とただしました。

これに対し財務省の担当者は「麻生大臣の秘書官が同席しており、 本人に確認したがメモは取っておらず、麻生大臣の回答については『よく覚えていない』ということだった」などと説明しました。

NHKニュース
2019年4月10日 16時04分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190410/amp/k10011879421000.html