予告編
https://www.youtube.com/watch?v=nkVFfAMyRPA

名古屋市議会の藤田和秀市議(55・自民党)と田山宏之市議(60・減税日本ナゴヤ)の間で暴言トラブルが起きている。すでに河村たかし名古屋市長(70・減税日本代表)は事情を把握しており、近日、事態収拾に乗り出すことが「週刊文春」の取材で分かった。

 昨年11月19日、名古屋市議会運営委員会に所属する10数名の市議が視察のため兵庫県神戸市を訪れていた。“事件”は同日夜に催された宴席で起きた。
 
 会合の出席者が明かす。

「視察は1泊2日で行われました。初日、神戸の市議会を視察した後、18時頃から市内の高級中華料理店で飲み会が開かれたのです。最初は和気藹々と飲んでいましたが、会が始まって約2時間後、酒に酔った藤田市議が田山市議にお酌をしようと近付き、口論となったのです」

「週刊文春」取材班は、会合の模様を収めた音声データを入手。そこには次のような藤田氏の音声が残されていた。

「クズクズクズ、お前だ。お前! お前だ! クズ。クズ、クズ、クズ、クズ。ちょっとこっち来い!」
「クズ。ゴミ。目合わせてもの言え。クズ、ゴミ。ゴミ。ゴミ。廃棄物。廃棄物。ここまで言われてものが言えんか、おめえは」
 
 3月15日、議会閉会後の両者を直撃した。罵声を浴びせられた田山氏は、「真実です。弁護士にも相談しないといけないし、今すぐ詳細を説明することはできない」と語った。

一方の藤田氏は2時間にわたって取材に応じた。「減税日本」への批判もぶちまけた。

「非常に泥酔しており、よく覚えていないのが正直なところ。他の出席者の話を聞くと、(クズと)言っていたようだが、それは本心から出た言葉です」

「週刊文春デジタル」では、藤田氏が田山氏に罵詈雑言を浴びせる2分半に及ぶ音声データを収録した《完全版》動画を公開中。また両者のインタビューや、暴言トラブルに至った背景をオリジナル記事で詳報している。

文春デジタル
https://bunshun.jp/articles/-/11093