パラオへの水産業振興支援 4億円の無償資金協力へ

安倍総理大臣は、日本を訪問している太平洋の島国、パラオのレメンゲサウ大統領と会談し、水産業の振興などを支援するため、4億円の無償資金協力を行うことで合意しました。

パラオは、鹿児島県の屋久島とほぼ同じ面積に2万人余りが暮らす太平洋の島国で、安倍総理大臣は、8日夜、総理大臣官邸で、レメンゲサウ大統領と会談しました。

会談では、パラオの基幹産業である水産業の振興に必要な機材の整備や、EEZ=排他的経済水域に船舶の安全を確保する海上標識を設置する費用として、日本が、合わせて4億円の無償資金協力を行うことで合意しました。

また、両首脳は、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、引き続き緊密に連携をしていくことを確認しました。

安倍総理大臣は、会談後の共同記者発表で、「パラオは太平洋島しょ国全体の平和のために重要なパートナーだ。対話を積み重ねながら自由で開かれたインド太平洋を実現するため、さまざまな分野で協力を進めていく」と述べました。

NHKニュース
2019年3月8日 20時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190308/k10011841061000.html