同日選、大敗すれば首相退陣=第2の「加藤の乱」も−山崎拓氏

 山崎拓元自民党副総裁は29日、福島市で開かれた内外情勢調査会で講演し、夏の衆参同日選が取り沙汰されていることに関し「自民党は現状維持以上にならない。大敗すると安倍晋三首相の責任が追及され、首相指名選挙で選ばれない」と述べ、首相退陣に発展しかねないとの見方を示した。

 山崎氏は、加藤紘一元自民党幹事長(故人)が森内閣倒閣をもくろんだ2000年の「加藤の乱」に言及。最近会談した自由党の小沢一郎代表が、同日選で自民党が大きく負ければ石破茂元幹事長を担ぎ、第2の加藤の乱を仕掛けると話していたと紹介し、「同日選は危険だ」と主張した。

時事通信社
2019年01月29日22時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019012901257&;g=pol