立憲民主党政調会長代行の逢坂誠二衆院議員(59)は8日、4月の道知事選に立候補しない意向を固め、関係者と最終調整に入った。9日にも後援会幹部と協議し、出馬を要請していた立憲民主党道連や連合北海道など4団体側に正式に回答する。4団体は逢坂氏から回答があれば、週内にも会合を開き、擁立断念を決定する。

 4団体と逢坂氏は今月1日の会談で「1週間後をめど」に最終的な結論を出すとしていた。逢坂氏は不出馬の理由について、自身が知事選に立候補した場合に補欠選挙となる道8区(渡島、檜山管内)の後継候補などの課題に対する4団体側の回答が「納得できる内容ではなく、受け入れられない」などと周辺に話しているという。

 逢坂氏を断念すれば、立憲民主党道連、国民民主党道連、連合北海道、北海道農民政治力会議の4団体の候補擁立作業は振り出しに戻る。4団体の中では、鉢呂吉雄参院議員(70)らの名前が挙がっている。このほか、市民団体などには、フリーキャスターの佐藤のりゆき氏(69)を推す声もある。

北海道新聞
01/09 15:09 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/265168