自民党が今国会で目指している党憲法改正案4項目の衆参両院憲法審査会への提示が、困難な情勢となった。定例日が週1回の衆院憲法審は22日の開催が見送られ、来月10日の会期末までに審議日程を確保するのが一段と厳しくなったためだ。改憲の国民投票の利便性を公選法にそろえる国民投票法改正案の成立も見通せない。与党は今後、会期延長の是非を見極める。

 自民、公明両党は22日、野党の反対を押し切ることはせず、憲法審開催を見送った。来週の実施を目指す方針だ。

 今国会で自民は11月8日以降、木曜を定例日とする衆院憲法審の実施を呼び掛けてきたが、まだ一度も開かれていない。

共同通信
2018/11/22 20:17
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