何の罪もない番組制作会社を無関係の人間まで巻き込んで「偏向報道の元凶」と糾弾し、一般人であっても容赦なく実名・顔写真晒し。もちろんデマで攻撃も当たり前。

そんな大手フェイクニュースサイト「netgeek」に対し、ついに被害者が立ち上がりました。詳細は以下から。

◆netgeek、集団訴訟案件に
netgeekのデマで名誉を毀損された経験があるストラテジスト・永江一石氏の公式ブログによると、被害者の会でnetgeekに対する集団訴訟を起こす方針が表明されており、原告団に加わりたい人物が募集されています。

【拡散】netgeekの運営会社情報大公開と、被害者集団訴訟のお知らせ|More Access! More Fun!
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=43346

永江一石氏が自身のツイッターで公開したnetgeek運営会社の謄本。大内彰訓さんが代表を務めるinnovator's base(京都府福知山市)という会社が運営しています。ちなみに登記は公開情報のため、個人情報には該当しません。

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大内彰訓さんの名前をGoogle検索すると、(PDFファイル)2009年時点で一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース1年に在籍していたことが明らかに。おそらく現在30代前半といったところでしょうか。

https://buzzap.net/images/2018/11/19/netgeek/02.png
https://buzzap.net/images/2018/11/19/netgeek/03.png

永江一石氏によると大内彰訓さんは首都大学東京を出て旧三商大の一角、一橋大大学院に進学。元SEALDsの奥田愛基氏が一橋大大学院に進学した際、netgeekは「学歴ロンダリング」と揶揄していましたが、自らもロンダリング組でした。

https://buzzap.net/images/2018/11/19/netgeek/04.png

取材を申し込んだねとらぼやBuzzfeed記者の名刺を晒すなど、とにかく個人攻撃に走りたがるnetgeek。

かねてからBuzzap!でも泉放送制作や朝日新聞首相動静削除をはじめとしたnetgeekのデマについて検証記事をお届けしたところ、なぜか反論記事で記者が個人攻撃された上でツイッターをブロックされてしまいました。

比較的低コストで訴えられるなど、netgeekから被害を受けた人に救いの手が差し伸べられる形となっている今回の集団訴訟。実名や顔写真付きであからさまに名誉を毀損された人は、原告団に加わってみるのも一つの手ではないでしょうか。

また、退職を申し出たスタッフに運営者・大内彰訓さんが損害賠償を求めようとしたという証言がBuzzfeedの記事で紹介されるなど、netgeekは雇用体制にも問題があったとみられています。

2につづく

Buzzap
2018年11月19日15:17 by Toratarou
https://buzzap.jp/news/20181119-hara-black-ouchi-netgeek/