米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、沿岸部の埋め立てに使う土砂を運ぶため、防衛省沖縄防衛局から受注した業者が本部(もとぶ)港(本部町)の使用許可を1日に町に申請したが、受理されなかった。「台風で岸壁の一部が壊れ、物理的に受け入れできない」との理由。移設計画の進捗(しんちょく)に影響が出る可能性がある。

本部港は県が管理する港湾だが、岸壁の使用許可の権限は町に移されている。

 県や町によると、業者の使用許可は9月末に切れた。一方、9月下旬の台風24号の影響で、7カ所の岸壁のうち3カ所が壊れて使えない状態になった。残る4カ所はすでに許可を受けた業者が使う。町は防衛局の受注業者に「辺野古の問題とは関係なく、物理的に新規の受け入れが不可能だ」と説明したという。

 県に提出した防衛局の「埋め立…

朝日新聞
2018年11月2日20時42分
https://www.asahi.com/articles/ASLC253V1LC2TIPE01W.html