自民党・古賀誠元幹事長(発言録)

 いま数少ない戦前の生まれだ。国会始まって論争が行われているが、私がなぜそっと去らずにいるか。戦後、平和の中に、国民のみなさんに安心と安全を約束してきた。なぜそれができたか。

 大きなあの戦争の中で、尊い命の犠牲の中で、いまこの平和な国があるということ。何もなくて天から降ってわいた平和ではないんだということを命ある限り伝えることも、政治を志した一人として残された大切なことなのかなという思いがするからだ。

 憲法議論を私はけしからんと一言も言わない。もっとやるべきだと思う。国会議員たるもの、憲法についてしっかりと勉学し研究し学習するというのは、当然の責務。しかし、現行憲法に流れる平和主義と主権在民と人権。この精神は決して忘れない憲法議論をしていただきたいということを、私は申し上げている。(1日、東京都内のパーティーで)

朝日新聞
2018年11月1日22時28分
https://www.asahi.com/articles/ASLC16FL6LC1UTFK030.html