自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行は14日、安倍晋三首相が党総裁選で早期の憲法改正に意欲を示していることについて「言い過ぎている状況があり大変憂慮している」と述べ、発言の自粛を要請した。「首相をやっている間は、憲法の議論はなるべく穏やかに話していただきたい」とも話した。いずれも宇都宮市での講演で語った。

改憲は野党の賛同を得た上で行うべきだと強調。与党の賛成だけで改憲発議すれば「国民の反発を買う」との見方を示し、その場合は国民投票で「否決される可能性は十分にある。むしろ、その方が可能性としては強い」と懸念した。〔共同〕

日本経済新聞
2018年9月14日 22:44
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3541465014092018000000/