20日投開票の自民党総裁選をめぐり、有権者の間で石破元幹事長の人気が急拡大し、安倍首相を追い抜きそうな勢いであることが、JNNが、1、2両日に実施した世論調査で分かった。

 安倍首相と石破氏のどちらが総裁にふさわしいかを聞いたところ、安倍首相41%、石破氏40%となり、その差はわずか1ポイント。無党派層に限ると、石破氏が46%で、安倍首相の29%を大きく上回っている。

 安倍内閣の支持率は46.2%、不支持率は52.0%で、6カ月連続で不支持が支持を上回ったままだ。

 また、安倍首相が秋の臨時国会に改憲案を提出する意向については、「賛成」は26%にとどまり、「反対」は53%と半数を超えた。

 安倍首相が成果を強調するアベノミクスについても「実感がない」が実に84%に上り、アベノミクス継続には「反対」が42%で、「賛成」の34%を上回った。

 石破氏が言う通り、自民党と国民との“遊離”はますますヒドくなっている。

日刊ゲンダイ
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