立憲民主党の枝野幸男代表は29日、那覇市内で記者会見し、政府が進めている名護市辺野古への新基地建設に反対する考えを明らかにした。「辺野古新基地を建設しない解決策に向け米政府と再交渉すべきだ。辺野古の工事は無期限に止めるべきだ」と述べた。

枝野氏は「沖縄の分断と対決を生む新たな基地建設はあまりにも無理がある」と述べ、反対する考えを示した。その上で、9月に訪米し関係者と意見交換することを明らかにした。

 立憲民主党は29日に県連を発足。「結成宣言」の中でも、東アジア情勢の変化から沖縄の米海兵隊の役割に変化が生じているとし「新基地建設の断念を日米両政府へ強く求める」と強調した。

 また、9月30日投開票の知事選では玉城デニー氏を支援する考えを示し、オール沖縄の枠組みに参加したい意向を明かした。

 県連代表には有田芳生参院議員、副代表は江崎孝参院議員、奥平一夫前県議、仲間昌信前金武町議が就任した。

沖縄タイムス
2018年8月30日 05:00
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