政府の2019年度予算概算要求で、基本的な経費を扱う一般会計の総額が102兆円台半ばとなる見通しになったことが22日、分かった。これまで要求段階の過去最高だった16年度(約102兆4千億円)を上回る公算が大きい。高齢化に伴う社会保障費の伸びに加え、成長戦略などの看板政策の経費や防衛費が膨らむのが要因だ。

 財務省は査定で絞り込むものの、今回の要求とは別枠で19年10月の消費税増税に備えた景気対策費を上積みする予定。歳出拡大圧力は強く、12月の編成段階では当初予算として初の100兆円超えが視野に入っている。要求総額が100兆円の大台を超えるのは5年連続。

共同通信
2018/8/22 20:52
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