安倍晋三首相が夜の会食を控えている。西日本豪雨で気象庁が厳重な警戒を呼び掛けていた5日夜、自民党所属議員との宴会「赤坂自民亭」に出席して批判を浴びたためで、災害対応が一段落するまでは自粛するのが得策と判断しているようだ。

 自民亭が催された5日まで、首相は毎晩のように関係者と会食。しかし、6日の規制改革推進会議メンバーとの懇親を最後に、夜の会食は途絶えた。確認されている限りでは、外交行事である17日の欧州連合(EU)首脳との夕食会が唯一の例外だ。

 もっとも、9月の党総裁選で3選を目指す首相にとって、会食は重要な選挙運動。このため、首相は昼食の機会をフル活用している。24日は首相公邸に熊本県議を招きランチ。25日には愛知県議らにハヤシライスを振る舞い、地域活性化の要望に耳を傾けた。(2018/07/26-17:09)

時事通信
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