加計学園の獣医学部新設をめぐり、学園側から愛媛県の内部文書の内容を否定する回答が提出されたことを受けて、参議院予算委員会の理事懇談会で、野党側は加計理事長の証人喚問や集中審議の開催などを求めました。

加計学園の獣医学部新設をめぐり、学園側は7日付けで参議院予算委員会に対し、愛媛県の内部文書に記載のある、3年前の2月に安倍総理大臣と加計理事長が会食した事実はなく、愛媛県などに誤った情報を与えたことを深くおわびするなどとした文書を提出しました。

これを受けて予算委員会の理事懇談会が開かれ、野党側は、加計学園に説明責任を果たす意思が見られないとして、加計理事長の証人喚問を求めるとともに、国政調査権を発動して関係する文書の提出を要求すべきだと主張しました。

また野党側は、森友学園をめぐる決裁文書の改ざん問題や、史上初めての米朝首脳会談が開かれることなども踏まえ、集中審議を行うよう求めましたが、与党側はいずれも持ち帰って検討する考えを伝え、引き続き協議することになりました。

NHKニュース
2018年6月8日 15時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180608/k10011469121000.html