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5月30日の衆議院外務委員会で日本維新の会・丸山穂高議員が慰安婦像の設置が続いている件と韓国による日韓合意違反が見られる件を指摘、河野太郎外相に日本としての取り組みを質す場面がありました。

「ナメられてる状況」「踏み込んだ措置必要」

丸山議員は慰安婦像問題と日韓合意のその後を扱い、特に韓国の姿勢を問題視すると共に「さらに踏み込んだ」措置が必要になるのではないかとの見解を示していました。

丸山議員は米国ニュージャージー州の公園に慰安婦像が設置されたことや米国の連邦議会で特別展示のような形態で慰安婦像を展示する動きがある点に触れ、「特にアメリカで動きが活発化している」と懸念を示し、慰安婦像の撤去に成功したフィリピンの事例との違いや日本政府としての取り組みについて問いかけましたが、河野外相は「アメリカにおいてもその他の国においても引き続き働きかけをするという努力を続ける」と総論に留める内容の答弁。

続いて丸山議員は最近の韓国の言動を「日韓合意に反するような行為を行ってるんじゃないか」と指摘。2015年の日韓合意で「いわゆる性奴隷という表現を使用しない」となっていたにも関わらず今年2月の国連女子差別撤廃委員会で韓国の女性家族相が「性奴隷」という言葉を用いた発言を行っていた点と今年8月に韓国が軍慰安婦研究所を開設するとされている点を挙げ、再度河野外相に見解を質します。

しかし河野外相は軍慰安婦研究所開設に関しては外交ルートで適切な対応を取るよう申し入れをした、としつつも、「性奴隷」発言については「極めて遺憾」「引き続き韓国に対し合意を着実に実施するよう強く求めてまいりたい」とここでも控え目な答弁だったため、丸山議員は韓国への怒りを露わにすると共に日本としても踏み込んだ措置が必要になるとの考えを示していました。

丸山「もうメチャメチャですよねホントに。国同士で結んだ合意に対してですね、誠実に履行しないというのは、その国の信用を貶めますし、何を信じていいのかわからなくなります」

丸山「今後同じような状況が続いていった場合には、もうちょっと日本としても踏み込んだ何かしらの措置、必要になってくるんじゃないかと私は思うんですけれども」

丸山「これ今考えるとナメられてる状況だと思います。ここでですね、やっぱりある程度、これ以上続くようであれば何かしら日本としても具体的な動き、必要に、さらに踏み込んだものが必要になると思いますけども」

河野外相が「引き続き韓国側に対して合意を着実に実施するよう強く求めてまいります」と繰り返し丸山議員が「私も引き続きチェックしながら前に進めていく」と今後もこの問題を扱っていく姿勢を見せたところで質疑は終了していました。

(略)