◆「働き方」法案、午後衆院委可決へ=野党、厚労相不信任で対抗
時事ドットコムニュース

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052500244&;g=pol

 自民、公明両党は安倍晋三首相が今国会の最重要課題に掲げる「働き方改革」関連法案について、25日の衆院厚生労働委員会で採決に踏み切る方針だ。立憲民主党など5野党1会派は加藤勝信厚労相の不信任決議案を提出して対抗。与党は午後の衆院本会議でこれを否決した後、厚労委を再開して同日中に関連法案を可決し、月内の衆院通過を目指す。

厚労省データ、精査後もミス=野党指摘で発覚−労働時間調査

 立憲の辻元清美国対委員長は記者団に、関連法案の基礎データとなった厚労省調査で相次ぎ見つかった異常値を「データの間違い、意図的な捏造(ねつぞう)と思われる」と指摘し、「責任を十分果たしていない。(加藤氏は)大臣の任にあらずだ」と強調した。「採決させないようにいろんな手段で頑張りたい」とも語った。
 これに対し、同委の与党筆頭理事の田村憲久元厚労相(自民)は「労働者を守る法律で多少ミスがあったからといって取り下げるわけにはいかない。一刻も早く長時間労働は是正しなければいけない」と述べた。(2018/05/25-12:45)