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半月以上もの審議拒否で批判を浴び、GW明けから国会に復帰している立憲民主党の逢坂誠二衆議院議員が、5月13日にFaceboookで動画を公開し長々と政府与党の姿勢を批判していますが、審議拒否への反省はどこにも見られません。

逢坂議員は5月13日、自身のWebサイトで「逢坂誠二の徒然日記」を公開し5月14日に行われる衆参での予算委員会の時間について不満を呈しています。

野党が衆参ともに7時間の審議を求めていたにもかかわらず与党が3時間しか審議をしないと主張したため、「何とか交渉して3時間半の開催になった」というのです。

与党の姿勢について「政府与党からは極力開催したくない雰囲気が伝わる」と批判している逢坂議員は、ほんの1週間前まで審議に応じないとしていた自らの姿勢を忘れ去ったかのようですが、同日公開した動画の中でこれについて更に詳細に語っています。

逢坂議員はFacebookで5分程の動画を公開しましたが、その中で予算委員会の時間について審議拒否への批判を念頭にこのように自己弁護。

逢坂「一般的に、多くの皆さんは、何か野党が審議をしたくない、野党が審議拒否をしている、そう思ってる方もいらっしゃるかもしれません。内実は全く逆です。我々は少しでも長く審議をしたい。そう思っても、与党や政府の側が審議時間を短くする。そちらの方に相当なエネルギーを注いでいる。これが現実です。」

更に政府与党による情報公開が不十分だとして「こういうことをずっとやっているから、この問題をやらざるを得ない」「長い時間かけてこの問題を審議せざるを得ない状況を作っている。それはまさに与党であり政府だと、そう思います」と苦言を呈し、改めて責任は政府与党側にある、と強調しています。

逢坂「審議の条件を整える。それは政府や与党の役割であるということを強く、指摘をしたいと思います。」

国会では5月9日に西村智奈美議員が衆議院厚生労働委員会で審議拒否していた時間を補充するよう求めるなど(関連記事)立憲民主党議員による有権者の常識からかけ離れた主張が目立ち始めています。

どのような事情であれ国会運営にかかる多大な経費を審議拒否という形で浪費させたことへの反省を忘れるべきではない、と考える有権者は、一方的に政府与党を批判するのみで自省に乏しい逢坂誠二議員のような政治家と、こうした議員を擁する政党の存在は国政の質を落とす要因と考えています。