セクハラ問題 福田前次官 減給20% 6か月の処分へ
4月27日 10時13分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180427/k10011419491000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

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財務省は、女性記者にセクハラ発言をしていたと報じられ、今週24日に辞任した福田淳一前事務次官について、「減給20%、6か月」の処分を行う方針を固めました。
減給に相当する金額は、前次官の退職金から差し引くことになります。

財務省の福田前事務次官は、女性記者にセクハラ発言をしていたと報道され「職責を果たすことが困難になった」として、今週24日に辞任しました。

福田前次官は、セクハラ発言を一貫して否定していますが、財務省は、官僚トップとして行政への信頼を失墜させた責任は重いと判断し、減給20%、6か月の処分とする方針を固めました。
減給に相当する金額は、支払いを留保している退職金から差し引かれることになります。

福田前次官が辞任した24日、麻生副総理兼財務大臣は、懲戒処分に相当すると判断した場合には、退職金を減額する考えを示していました。

財務省は、福田前次官の処分を、27日午後にも発表し、本人が事実関係を否定したまま、処分に踏み切る理由などを詳しく説明することにしています。

福田前次官の処分について、麻生副総理は、27日の閣議のあと、記者団に対し「福田前次官は、国会審議が止まったことや、財務省の信頼を落としたという点に基づいて退官すると言っていた。私どもとしては、この点に関して、処分をさせていただくことになると思う」と述べ、早急に処分する考えを示しました。