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希望の党の柿沢未途衆議院議員がFacebookで「玉木代表は、総理候補となり得る、野党側で数少ない政治家だと思う」と玉木雄一郎代表を持ち上げ、民進党との新党構想への期待感を表明しています。

柿沢議員は4月9日、冒頭からこのように玉木雄一郎代表を賞賛し、新党協議について触れています。

柿沢「玉木代表は、総理候補となり得る、野党側で数少ない政治家だと思う。頭脳、パッション、選挙の強さ、全てにおいてそうだ。」

4月9日にNHKが発表した最新の政党支持率によれば自民党35.4%、立憲民主党8.5%に対し民進党は1.4%、希望の党に至っては0.3%という低い水準で、玉木代表が「総理候補」になるための条件となる政権与党すらおぼつかない状況。

こうした状況において単なる泡沫政党に過ぎない希望の党の議員が代表を指して「総理候補となり得る」と強弁する姿こそが現状把握能力すら欠落している姿を自ら露呈していると言えますが、柿沢議員は一方でこれまでの希望の党について多少の冷静さを持って見ている様子も窺わせています。

柿沢「残念ながら、具体的な成果を得るまでにはここまで到らなかった。」

柿沢「『何がしたいのか分からない』と言われ続けてきた。それが長らく低迷の原因でもあった。」

柿沢議員は民進党との新党協議においては「『何がしたいのか』を明らかにした上で、新しい時代にふさわしい理念を」と玉木代表に注文をつけていますが、そもそも民進党を飛び出して希望の党で衆院選に当選していたにも関わらず、出戻るかの如く古巣と再度合流を協議する理由について説得力のある説明には触れていません。

柿沢議員は2017年10月の衆院選で東京15区から出馬したものの自民党の秋元司議員に敗れ比例復活当選。希望の党の名前で当選していましたが、出馬にあたっては維新の松井一郎代表から「ポンコツ」「自分のバッジ、身分にしがみついてる」と厳しく批判されていました(関連記事)。