神戸新聞NEXT 2018/4/3 06:00
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201804/0011128044.shtml

 神戸市会の会派「自民党神戸」(解散)が政務活動費(政活費)を不正受給し、元市議3人が
有罪判決を受けた詐欺事件で、神戸市が岡島亮介元市議(75)に対し、未返還分の約358万円の
支払いを求めて神戸地裁に提訴したことが2日、関係者への取材で分かった。

 判決によると、岡島元市議は虚偽の領収書を添付した政活費の収支報告書を作成、2012〜14年度分の
計約970万円を詐取し、2月19日に懲役2年6月、執行猶予4年を言い渡された。後援会との飲食費や
政治家のパーティー券代に流用したと認定された。

 残る2人の元市議は全額を返還しているが、岡島元市議は公判で「一部は政治活動に使っていた」と主張し、
市に一部しか返還していなかった。市は判決後、「判決で虚偽と認定された領収書の金額分は返してもらう」
として改めて返還を求めていたが、応じなかったという。