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(社説)佐川氏喚問 膨らむ疑問、募る不信

疑問は膨らむばかりである。
きのう衆参両院で、財務省の佐川宣寿(のぶひさ)・前理財局長に対する証人喚問が行われた。

問題の核心部分を問われると、佐川氏はことごとく証言を拒み、真相解明は全くと言っていいほど進まなかった。

一方で、改ざんに安倍首相や麻生財務相、首相官邸の関係者、財務省幹部らの指示はなかったと断言した。
なぜ、そう断じられるのか。
およそ不自然で、説得力を欠く証言と言うほかない。

自民党幹部のひとりが「首相らの関与がなかったことが明白になった」と語るなど、幕引きを探る動きもあるが、とんでもない話だ。

佐川氏の喚問は第一歩に過ぎない。前任の理財局長だった迫田英典氏や昭恵氏、昭恵氏と財務省を仲介した政府職員らの国会招致は欠かせない。

行政監視の機能を果たし、民主主義を立て直せるか。与野党ともに問われている。

https://www.asahi.com/articles/DA3S13423350.html

(略)