産経ニュース 2018.3.23 15:30
http://www.sankei.com/life/news/180323/lif1803230031-n1.html


 日本年金機構の水島藤一郎理事長は23日の衆院厚生労働委員会で、東京都内の情報処理会社が
機構から委託された業務を契約に反して中国の業者に再委託していた問題をめぐり、違反発覚後も機構が、
この都内の会社に約18万件のデータ処理を追加委託していたことを明らかにした。

 また「近年、極めて重要な個人情報を取り扱う業務が拡大してきた」と述べ、データ入力を外部委託せず、
機構内で処理することを検討する方針を示した。 問題の会社は「SAY企画」(東京都豊島区)。
水島氏によると、中国の業者への再委託は1月6日の特別監査で発覚。その後、同社に代わる業者を探したが
2月下旬まで見つからず、1月15日から2月5日まで計4回にわたり追加委託を続けたという。

 水島氏は「新たな業者が見つかるまで、SAY企画が入力したものを機構職員が全て確認する前提で
業務を継続した。一定の妥当性はあったのではないか」と述べた