https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180322/k10011374861000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180322/K10011374861_1803221809_1803221810_01_02.jpg

「三種の神器の承継など 国事行為にすべきでない」共産委員長3月22日 18時08分
新たな天皇に即位される皇太子さまの「即位の礼」をめぐり、共産党の志位委員長は、歴代天皇に伝わる剣や曲玉などを受け継ぐ儀式などは国事行為にすべきではないとして、政府に申し入れたことを明らかにしました。
来年の天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に向け、政府は皇太子さまの「即位の礼」の検討も本格化させており、このうち歴代天皇に伝わる剣や曲玉などを受け継ぐ「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」が、国事行為として最初に行われる見通しです。

これに関連して共産党の志位委員長は記者会見で「三種の神器の承継をもって天皇の代替わりの証しとする儀式を国事行為として行うことは、憲法の国民主権の原則と両立しない」と指摘しました。

そのうえで、「剣璽等承継の儀」や、天皇が皇后とともに即位後初めて国民を代表する人々と会う「即位後朝見(そくいごちょうけん)の儀」などは国事行為にすべきではないとして、政府や衆参両院の議長に対し国民的な議論を行うよう申し入れたことを明らかにしました。