産経ニュース 2018.3.19 20:51
http://www.sankei.com/affairs/news/180319/afr1803190033-n1.html

 事前収賄などの罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決が確定した岐阜県美濃加茂市の
藤井浩人前市長(33)が、贈賄罪で有罪が確定した会社社長と社長の弁護士を相手取り、
社長の虚偽証言で損害を受けたとして、約1億円の賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。提訴は2月6日付。

 確定判決で、藤井前市長は平成25年3〜4月、社長から設備導入で便宜を図るよう依頼され、
計30万円を受け取ったと認定された。会社社長は愛知、岐阜両県警に逮捕され、「名古屋市の飲食店で
2回にわたって現金を渡した」と供述。公判でも同様の証言をした。

 訴状で、藤井前市長側は、社長は虚偽の内容を話したと主張。弁護士は受刑中の社長に
一審の判決要旨を差し入れ、二審の証人尋問を阻害したとも訴えた。