https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180318-00000090-jij-pol

 参院予算委員会は19日、安倍晋三首相と関係閣僚が出席して、公文書管理の在り方などをテーマに集中審議を実施する。

 学校法人「森友学園」に関する財務省の決裁文書改ざん問題をめぐり、主要野党は真相解明に向けて攻勢を強める構えで、内閣支持率が急落する中、政権は一段と苦境に立たされそうだ。

 財務省が文書改ざんを認めて以降、民進党や立憲民主党が参院予算委で首相との直接対決に臨むのは初めて。野党側は、首相や菅義偉官房長官が改ざんの事実を把握した時期や、改ざん指示への麻生太郎副総理兼財務相や首相官邸の関与の有無をただす。

 立憲の福山哲郎幹事長は18日、東京都内で記者団に「誰が指示を出したのか、何のためか、(首相夫人の)昭恵氏の関わり方はどうだったのかがポイントだ」と指摘した。

 麻生氏が最終責任者とした佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問の時期も焦点となる。与党は26日ごろの実施を想定しているとみられるが、なお応じていない。野党は19日中に、実施日を定める議決を行いたい考えで、圧力は強まりそうだ。

 集中審議で野党は、学園への国有地格安売却問題そのものも取り上げる。佐川氏だけでなく、昭恵氏の喚問も不可欠との立場で、共産党の志位和夫委員長は18日、森友問題に関し「やはり政治的圧力が働いたと誰もが考える。佐川氏一人に責任を負わせ、逃げ切りを許すわけにいかない」と訴えた。

 野党内では、学園との交渉時の財務省理財局長、迫田英典元国税庁長官や昭恵氏付の職員だった谷査恵子氏の招致を求める声も出ている。

 これに対し政権側には、文書改ざんを理財局内の問題と位置付けて幕引きを図る姿勢もちらつく。昭恵氏招致も「書き換えと全く関係ない」と拒否の姿勢を崩していない。 


参考
視聴者「民主党政権、改竄はあったが辞任しなかった」 長妻昭「安倍内閣と私の時の2回分だった。私はけじめをつけた。今回はダメ」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1521237585/