NHK NEWS WEB 3月18日 18時30分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180318/k10011370091000.html

財務省による決裁文書の書き換え問題をめぐり、自民党の岸田政務調査会長は神戸市で記者団に対し、
佐川・前国税庁長官の国会招致は、19日の参議院予算委員会での集中審議の内容を見て判断すべき
だという考えを示しました。

この中で岸田政務調査会長は「今回の問題は、日本の行政手続きや公文書の信頼性が問われる大変深刻な事態だ。
何よりも、財務省自身が真実を明らかにすべく丁寧に誠実に対応することが重要だ」と述べました。

そのうえで岸田氏は、野党側が佐川・前国税庁長官を早期に証人喚問するよう求めていることについて
「まずは、あす、参議院予算委員会で集中審議が行われるので、その内容を見たうえで具体的な
次の取り組みが判断される」と述べ、19日の質疑の内容を見て佐川氏の国会招致を判断すべきだ
という考えを示しました。

また岸田氏は、麻生副総理兼財務大臣の責任について「さまざまな国民の声には耳を傾けなければならないが、
具体的に、どう応えていくのかはそれぞれの立場で判断すべきことだ」と述べました。