NHK NEWS WEB 3月10日 18時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180310/k10011359671000.html

アメリカと北朝鮮の首脳会談が行われる見通しとなったことに関連して、小野寺防衛大臣は講演で、
北朝鮮は、対話を核・ミサイル開発の時間稼ぎに使ってきたと指摘したうえで、非核化への具体的な行動が
示されるまで圧力をかけ続けることが重要だと強調しました。

小野寺防衛大臣は、10日午後、東京都内で、北朝鮮問題をテーマに講演しました。

この中で、小野寺大臣は、アメリカと北朝鮮の首脳会談が行われる見通しとなったことに関連して、
北朝鮮は、1994年の「米朝枠組み合意」や、2005年の6か国協議の共同声明を時間稼ぎの口実に使い、
核・ミサイル開発を進めてきたと指摘し、「時間稼ぎのための対話では意味がなく、
本当に非核化を前提とした対話を真剣に行おうとしているのか見極めなければならない」と述べました。

そのうえで、「北朝鮮の態度の変化は、国際社会による圧力の成果であることは明らかであり、
引き続き日米・日米韓で協力して、ほかの関係国とも連携しながら北朝鮮に政策を変えさせるために
あらゆる方法で圧力を最大限まで高めていくことが必要だ」と述べ、非核化への具体的な行動が示されるまで
圧力をかけ続けることが重要だと強調しました。


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ロイター2018年3月9日 / 15:26
https://jp.reuters.com/article/us-norkor-idJPKCN1GL0LI