『「宇予くん」「改憲マンガ」は序の口、日本青年会議所(JC)の政策集がドン引きレベル【共育、おまもりプログラム編】』

2018年3月2日17:30 バザップ
http://buzzap.jp/news/20180302-jaycee-policy2/

「宇予くん」や「改憲推進マンガ」が強烈すぎて他に目がいかなくなりがちですが、そこらの愛国カルトも顔負けの政策がずらりと並んでいます。詳細は以下から。

前記事では「日本歴史ばなし」という歴史修正主義プロジェクトについて詳しく見てきましたが、今回は道徳教育推進委員会の推進する「共育」と安全保障確立委員会の「おまもりプログラム」に触れてみようと思います。

◆トンデモ疑似科学「親学」をベースにした「共育」を推進
「親子で学ぼう チャレンジ!ともいく!」という項目があるのですが、ではいったいここに出てくる「共育」とは何なのでしょうか?コトバンクには

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《「ともいく」とも》親・教師・学校など教育権を持つ主体だけでなく、多様な立場や領域の人や組織が連携して教育を担うこと、あるいは教育・養育・指導を行う側と受ける側がともに学び成長すること、などを意味する造語。

(共育(キョウイク)とは ? コトバンクより引用)
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とあり、Google検索するとMazdaや生協関連のシーエックスカーゴ、複数の地方自治体がヒットしてそれぞれの定義づけで「共に育む」という教育を行っています。

JCが提唱する「共育」は「親子が共に成長する「共育」を推進するとともに、郷土愛を育み、他を慮る精神性を育むこと」とされており、政策のゴールとしては

親…子供を変えるには自らが変わるという意識変革を図った状態
子…当プログラムを通じてその地域の先人たちや祖先、親を敬い、大人の背中を見て育とうとする意識が育まれた状態

と規定します。なんとなくソフトで抽象的な文章で特別批判するところもなさそうに見えますが、「宇予くん」の件で取り上げたヒゲの隊長を迎えた「安全保障の今を知り憲法改正を考えるセミナー」のフライヤーの中に答えがありました。

このフライヤーの政策集の中に同名の「親子で学ぼう チャレンジ!ともいく!」の欄があり、「手段(内容)」として「親学の推進・親学講師の育成」とあります。出ましたね、親学。

(以降ソースにて)