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2月7日に台湾で起きた強い地震に関連して首相官邸のWebサイトに掲載されていたお見舞いメッセージから「蔡英文総統閣下」の宛先が削除されていた件と中国からの抗議の関連について、2月23日の衆議院予算委員会第三分科会で日本維新の会・丸山穂高議員が外務省を追及しました。

「蔡英文総統」名消えた理由を追及

政府は23日の閣議で中国からの抗議による影響を否定していますが、丸山議員への答弁は歯切れが悪いとしか言えないもので、疑惑の払拭とは到底言えなかった内容に丸山議員は今後も引き続きチェックしていくとして追及の継続を宣言していました。

外務省は蔡英文総統の名前を削除した理由について「被災された台湾の方々に、より広くお見舞いのメッセージを伝達することが適当と判断したため」と説明しましたが、2016年にも同様に地震への御見舞としてメッセージを掲載した際には、当時の馬英九総統宛てとしていたではないかとして矛盾があると指摘されてしまったのです。

更に丸山議員はWebサイトにおける表記だけではなく、台湾宛に同様の文面を送付したという事実はないのか、と質問。外務省はこれに対し「手元に資料がない」と回答を留保したことから、次回の質疑はこの点をきっかけとすることになりそうです。

仮に台湾に対し文書を送付しており、そこにWebサイトと異なる宛先が書かれていたとすれば問題だとの見解を示す丸山議員は今後の表現にも懸念を示していました。

丸山議員はまた、台湾の人々による東日本大震災への支援についてもこのように述べ、蔡英文総統の名前を削除した外務省の対応を批判的に質していました。

丸山「何より、何よりですよ?あの東日本大震災の時に、どれだけ台湾の方々が、日本に対して支援下さったか。200億を超えるですね、献金、直ちに送ってくださる。日本の人口の5分の1しかいらっしゃらないんですよ?それで、かなり他の国と比べても圧倒的に多い、200億円以上の献金を下さるようなとこです。総理も、それに対して感謝の言葉を述べられてるし、何より、台湾加油、ですか?向こうの言葉での、頑張れと、こういうメッセージを送られてる。そうした中で、こうしたことをやってたら誤ったメッセージが世界に対して発信されると、そう思いませんか?」

丸山議員は2月20日の予算委員会では外国人による土地所有問題を取り上げていました(関連記事)。

(略)