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茂木経済再生相に議員辞職すべきとの見解を示していた希望の党・玉木雄一郎代表に慶弔費問題が浮上した問題で「ブーメラン」との指摘が相次ぎ、炎上の様相を呈しています。

これは玉木代表が代表を務めていた民主党香川県第2区総支部が慶弔費約59万円を支出していたとされる問題で、玉木代表は2月2日に自身のブログを更新する形で「政治資金に関する事務所コメント」として釈明しています。

玉木「政党支部の活動として支出したものであり、公職選挙法に基づいたものです。」

玉木「秘書が葬式に参列し、民主党香川県第2区総支部として持参したものを計上しているものと認識しております。」

しかし玉木代表の問題について、自民党の菅原一秀衆議院議員は自身のブログでこのように指摘しており、玉木代表の説明は説得力を持っていないものと受け止められています。

菅原「ある党の代表をつとめる議員は、香典を50万円以上、政党支部からの支出として計上。政治家の場合、自らのポケットマネーで本人が葬儀に赴く場合は合法だが、秘書等のみが葬儀に行くことは政党支部も含めて香典を出すのは違法である。」

厳しい状況に追い込まれつつある玉木代表ですが、炎上に発展しているのは茂木経済再生相に対し「出処進退を判断すべき」との見解を示していたことも響いているようです。玉木代表は1月30日の代表定例記者会見でこのように語っていたからです(希望の党の公式サイトより)。

【記者】茂木大臣の件で、小野寺現防衛大臣を引き合いに出されたが、玉木代表としてもやはり大臣の辞任ではとどまらず議員辞職すべきという考えだと捉えていいか。

【代表】やはり過去のそういった同じ自民党の中の議員での事例もありますので、そこは出処進退を大臣自らご判断をされるべきと思います。

更に玉木代表への批判が加速している要因には、2月2日に予定していた会見を中止したという事情が「逃げた」と解されていることも影響しています。

玉木代表は質問状を送付していたzakzakに対しては2月1日の段階で「『2日午後に会見する』と通告してきた」と報じられていましたが、2月2日の会見は中止されたとして産経ニュースはこう伝えています。

産経「玉木氏は2日に予定していた記者会見を「会見するほどの事態ではない」(周辺)として取りやめた。単にバツが悪かっただけではないか。」

茂木経済再生相に対しては議員辞職を求めながら自らに降り掛かった疑惑に対しては会見を開くこともなく逃亡した格好の玉木代表に批判が殺到するのは当然と言え、玉木代表のTwitterアカウントには数多くの非難が集まっています。

「他人に求めたんだから当然議員辞職すべきだ」「週明けに議員辞職しろ」「発言のケジメはしっかりつけるべきだ」といった要求が相次いでいる他、「茂木がアウトならお前もアウトだろ」「献金の次は寄付かよ。カネでしか話題にならない議員だ」「脇が甘すぎる」といった非難、そして「お前のブーメランは芸術的だな」「次のネタも期待してるよ」「その辺の芸人より余程面白いぞ」といった嘲笑など様々なコメントが相次いでいます。