http://www.buzznews.jp/?p=2114747

http://www.buzznews.jp/wp-content/uploads/2018/02/180202-005.jpg

2月2日の衆議院予算委員会でスパコン不正受給問題が取り上げられた際、スーパーコンピューターの能力の重要性に触れた世耕弘成経産相が「2位じゃダメなんですかという話も一時期あった」と述べる場面がありました。

「2位じゃダメなんですかという話もあったけど」

これは自民党の松本洋平議員がペジーコンピューティング社による助成金不正受給問題に関連して科学技術の重要性について議論した際の一幕でした。

「我が国の科学技術政策におけるスーパーコンピューターの位置付けや占める役割」について質問した松本議員に対し、世耕経産相が技術力の重要性を説明。

世界中が処理速度や省エネレベルの競争を進めていると指摘した世耕経産相は、医療技術の進歩や天候シミュレーション分野への活用などモノづくりに反映していくことによって高いスーパーコンピューターの技術が国民生活や産業競争力強化に還元されるとしてその重要性を説いていましたが、その中にこんな一節を加えていたのです。

世耕「世界トップクラスの技術をしっかり国内に持っているということ。これ、2位じゃダメなんですかという話も一時期あったわけですけれども」

「2位じゃダメなんですか」発言については1月30日にテレビ番組が取り上げていたばかりでした(関連記事)。取材に対し蓮舫議員は「2位じゃ・・・」って言われると「何言ってんだこの人、って、未だに思いますからね」と不快感を滲ませていましたが、今回国会で飛び出したことにより改めて言葉のインパクトが健在であることが示されてしまった形と言えそうです。

世耕経産相と蓮舫議員は2017年にも国会で火花を散らしたことがありました。2017年3月6日の参議院予算委員会で原発の再稼働問題を取り上げた当時の民進党・蓮舫代表が用いたパネルについて世耕経産相が「このグラフはちょっと誤解があると思いますよ?」と指摘した上、蓮舫代表がパネルを下げようとしなかったために苛立った様子で「そのパネル下げて頂けない(ですか)間違ってますんで。データが。」と要求するという場面があったのです(関連記事)。

また別の場面でも原発賠償費用の問題について議論していた際、世耕経産相が民進党を指して「提案の党とおっしゃるのなら対案も出して」と求めたところ、蓮舫代表が「我々に提案しろと投げないで下さい」と拒否するといったやり取りも見られていました(関連記事)。

(略)