エルサレム問題 米副大統領訪問に「怒りの行進」
12月19日 4時36分エルサレム問題
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アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認めたことをめぐり、パレスチナ側は、
20日に予定されているアメリカのペンス副大統領のエルサレム訪問にあわせて、「怒りの行進」として抗議デモを呼びかけ、イスラエル側との衝突の拡大が懸念されます。

アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都を認めたことに反発し、
パレスチナ暫定自治区では18日もヨルダン川西岸のラマラやガザ地区でトランプ大統領に抗議するデモ隊とイスラエル軍が衝突し、12人がけがをしました。

また、イスラエル軍は18日未明、ガザ地区からのロケット弾による攻撃への報復としてガザ地区の武装勢力の軍事施設を5回にわたって空爆しました。
双方にけが人は出ませんでした。

一方、アメリカのペンス副大統領が、今月20日、エルサレムを訪問し、イスラエルの占領下にあるユダヤ教の聖地を訪れるほかネタニヤフ首相と会談する予定です。
当初は、パレスチナ側との会談も予定されていましたが、パレスチナ側は、この問題を受けて、会談を一切拒否するとともに
18日、副大統領のエルサレム訪問に合わせて「怒りの行進」として抗議デモを呼びかけました。

抗議デモは、エルサレムに通じる幹線道路に設けられた検問所に向けて行われる計画で各検問所にはイスラエル軍が厳重な警戒態勢を敷いていることから衝突の拡大も懸念されます。