親中派、小選挙区7割確保=首相候補選出へ協議−ネパール下院選
2017年12月14日 1:15 発信地:インド
http://www.afpbb.com/articles/-/3155335?act=all

【12月14日 時事通信社】ネパールの選管は13日、11月26日と12月7日に投票が実施された下院選(定数275)小選挙区(同165)の確定開票結果を発表し、親中派とされる「左派同盟」が議席の7割を確保した。
左派同盟を主導する統一共産党(UML)と共産党毛沢東主義派(毛派)は、共産系諸派の統合と首相候補選出に向け、協議に入った。

 左派同盟は116議席を獲得。23議席だった親インドの現行議会第1党・ネパール会議派(NCP)に大差を付けた。
110議席は比例代表制で選ばれるが、左派同盟が優位とみられる。

 地元紙カトマンズ・ポストによると、UMLトップで首相候補の一人と目されるオリ議長は13日の演説で「われわれは国を繁栄させる」と述べ、政権運営に自信を示した。
ただ、UMLと毛派は過去にも、1996〜2006年の内戦の処理などをめぐって連立を解消した経緯があり、統合がうまくいくかは不透明。(c)時事通信社