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12月13日 17時42分

安倍総理大臣は、総理大臣官邸で、管理職への女性の登用などを進めている大手デパートの高島屋と福島市の東邦銀行に対して、内閣総理大臣表彰を授与し、民間分野でも女性の活躍に向けた取り組みが、一層、進むことに期待を示しました。

政府は、女性が輝く社会の実現に向けて役員や管理職への女性の登用などに積極的に取り組んでいる企業を、平成26年度から表彰していて、今年度は大手デパートの高島屋と福島市の東邦銀行に対して、内閣総理大臣表彰を授与しました。

総理大臣官邸で行われた表彰式で、安倍総理大臣は「女性の活躍を、企業どうしが競い合う大変よい流れが生まれつつある。まさにリーディングカンパニーとして、日本中の企業によい刺激を与えていってほしい」と述べ、民間分野でも女性の活躍に向けた取り組みが、一層、進むことに期待を示しました。

内閣府によりますと、高島屋は、平成25年からことしまでの4年間で女性の役員を2倍の6人に増やしたほか、女性管理職の比率も28.8%と業界平均の5.7%を大きく上回っています。
また、東邦銀行は、平成26年から、男性行員を対象に、妻の出産に伴う育児休業の取得率を100%とすることを目指していて、ことしの取得率はこれまでで最も高い91.5%に達したということです。