https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171213-00000503-san-pol
12/13(水) 9:30配信

民進党の大塚耕平代表は12日、党再生の方策を協議する「党の戦略・組織・運営に関する改革本部」の会合で、新党結成を念頭に置いた「解党」など複数の党改革案を提示した。13日の常任幹事会に諮る。

 大塚氏は解党のほか「党名変更」「現状維持」などの案を示した。大塚氏は会合後、記者団に「選択肢については改革本部の合意が得られた。特定の選択肢を改革本部が決めたということは一切ない」と述べるにとどめ、具体的な改革案の説明は避けた。

 常任幹事会のメンバーには、「党存続」を主張する岡田克也常任顧問や原口一博元総務相らがベテランが名を連ねており、改革案をめぐり議論が紛糾する可能性が高い。

 大塚氏は6日の両院議員懇談会で、来年2月4日に党大会を開き、党再生に向けた方策を打ち出す考えを示した。ただ方策のたたき台に盛り込まれた「解党的出直し」の文言に対し、岡田氏らから異論があがっていた。

 民進党は10月の衆院選の際、立憲民主党、希望の党に3分裂した。党勢立て直しが急務だが、有田芳生参院議員が今月11日に離党届を提出したほか、複数の議員が離党を検討している。