大阪府部長、維新府議用の質問案を部員から募る
2017年12月5日 11時02分 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
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府議のために用意された一般質問の案には「売り込みネタ」と記されていた=尾賀聡撮影
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大阪府環境農林水産部が9月議会の直前、地域政党・大阪維新の会の一般質問案を準備していたことがわかった。

部長の指示として担当職員が部内に一斉メールで質問案を募っていた。議会と職員のなれ合いとみられかねず、府は「信用失墜行為に当たる可能性がある」として調査している。

実際には府議が自分で質問を作成し、質問案は使われなかったが、庁内からは「知事与党の維新に便宜を図ったとみられてしまう」と問題視する声が上がっている。

読売新聞が情報公開請求などで入手した計7通の関連メールで判明した。それによると、同部の議会担当職員は9月14日、府議会定例会(9月27日開会)に向け、部内の計22人にメールを送信。竹柴清二部長の指示として「(9月24日投開票の)堺市長選を控え、維新議員は選挙の応援活動を行っており、議会の質問について何も考えていないと思われる」「選挙終了後に、何か項目ないかと問われるため、事前にネタを集めておけ」と記されていた。

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