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11月21日の参議院本会議で答弁に立った安倍首相が、「北朝鮮のカタから」と発言し「北朝鮮の方から」の間違いではないのか、との観点から民進党議員がこれを指摘していますが、「揚げ足取り」「粗探し」といった批判的な反応も見られています。

安倍首相は自民党の橋本聖子議員への答弁としてこのように述べた中で、「北朝鮮のカタから」と発言していました。

安倍「北朝鮮問題についてお尋ねがありました。北朝鮮に政策を変えさせるため、あらゆる手段を使って、北朝鮮に対する圧力を最大限にし、北朝鮮のカタから対話を求めてくる状況を作っていくことが必要です。そのためには、日米両国のみならず、日米韓の3ヶ国による緊密な連携が非常に重要です。(以下略)」

すると民進党の有田芳生参議院議員がTwitterでこれを指摘。

有田「安倍首相が答弁で「訂正云々」を「ていせいでんでん」と読んだことが話題になった。さきほどの参議院本会議では「北朝鮮のほう」と読むべき「北朝鮮の方」を「北朝鮮のかた」と読んでいた。簡単な原稿でもルビがないとこうした間違いが頻発する。所信表明演説では原稿の読み飛ばしもあった。」

また江崎孝参議院議員も同様にこうツイート。

江崎「今日の代表質問での首相答弁。「北朝鮮のかたが」といつになく丁寧な言い方です。ん?何か違和感があります。多分、「北朝鮮の方が」を「かたが」がと読み違えたのではと。元々、北朝鮮に対して丁寧な言い回しをする首相ではないし、間違いなくそうでしょう。」(14:02のツイート)

安倍首相が1月に国会で「云々」を「でんでん」と言い間違えたのではないかとして話題になった際にも、民進党議員は大西健介議員が「でんでん虫、虫、安倍ソーリ」と揶揄して強く非難されていた他、小西ひろゆき議員や有田芳生議員もそれぞれ言及して不快感を買っていました(関連記事参照)。

有田議員はその後6月に、ジャーナリストを指して「安倍イソギンチャク取材者」と語り「腰巾着」の間違いではないのかと話題になったことがあり、また江崎孝議員は今回安倍首相の言い間違いを指摘した上記ツイート内で「『かたが』がと読み違えたのではと」と誤字を含んでいたことから14:02に流していた上記ツイートを削除、16:46に「誤字があったので削除して訂正Tweetm(_ _)m」として再送しています。

言い間違い、読み間違い、書き間違いは誰にでも起こり得ることから安倍首相の「北朝鮮のカタから」をわざわざ指摘した民進党議員に対しては冷ややかな声が出ており、フォロワー数の多い有田議員に対しては早速、コメントが相次いでいるようです。

「だから何?」
「嬉しそうだな」
「また揚げ足を取って安倍首相批判か」
「粗探しが好きなんだね」
「そんなことより政策でも考えたら?」
「意味が通じるんなら別に問題ないだろ」
「どうでもいいことで騒ぐなよ」
「イソギンチャクとか言ってたよね」