安倍晋三首相の退陣を求める市民集会が十九日、東京・永田町の国会前で開かれた。約二千三百人(主催者発表)が参加し、改憲阻止や森友、加計(かけ)学園問題の追及を訴え、声を上げた。
 市民団体「戦争する国づくりストップ! 憲法を守り・いかす共同センター」の米山淳子代表は「謙虚な姿勢で丁寧に説明すると言っていた安倍首相は、所信表明演説で疑惑についてひと言も触れなかった。徹底追及しよう」と呼び掛けた。社民党の福島瑞穂参院議員は「憲法を踏みにじる安倍首相に九条を変えさせてはならない」と、市民らが進める署名への協力を求めた。
 東京都荒川区の池内和美さん(53)は「戦争に向かってまっしぐらの動きを止めなければと思って参加した。首相は森友、加計学園問題から逃げてばかり。すぐにでも退陣し、疑惑を明らかにすべきだ」と話した。

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