Business Journal 2017.11.16
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21389.html

三原じゅん子・参議院議員(53)は、彼女よりずっと若い今井絵理子・参議院議員(34)と比べても、元芸能人だったオーラが強くずっと魅力的できりっとしていると、永田町でもっぱらの評判だ。それを思えば昨秋、24歳年下の中根雄也氏(29)と3度目の結婚を遂げたのも不思議なことではない。
 三原氏は中根氏を私設秘書とし、先の衆院選の応援演説や地方での講演の際に随行させていることが、「週刊新潮」(新潮社/11月9日号)で報じられた。これが永田町ではいかなる受け止め方をされているのか。ベテラン国会議員秘書は語る。
「『よくやるよねえ』『仲良くていいわねえ』みたいな嘲笑の的になっていますね。配偶者は公設秘書にはなれないのですが、私設秘書にはなれます。男性議員の息子さんがなっていたり、奥さんがなっていたりする例もあります。仕事さえしていれば問題はないのですが、ひとりで行ける出張にダンナさんを連れて行ったりとか、数日前に2人で地方に行って本題の仕事の前に旅行を楽しんでいたりとかで、公私混同と言われてます。永田町のなかでは特に被害もないですし、『バカだなあ』って笑われてますね。ダンナさんは地方議員選挙に、自民党の公認を得て出たいみたいなんです。三原さんは、『うちの夫をよろしくお願いします』って、いろんな長老議員に腰を直角に曲げて頭を下げていますよ」
 三原氏は2010年に初当選した際に、当時交際していたミュージシャンを公設秘書として非難を浴びたことがあった。
「そのときのほうが、永田町での批判は凄かった。その男性は内縁関係だから公設秘書にできたんです。でも非難を浴びて、私設秘書にしたんです。ひとりの議員が置ける公設秘書の数が決まっているなかで、その男性は本当に何も仕事しない人だったので、当時いたほかの秘書たちの仕事がその分増えてヒイヒイ言っていました。それに比べたら、今のダンナさんは随行の仕事を快くやってくれているじゃないですか。その分、秘書の負担は減っているので、秘書たちから前ほどは批判は出ていません」(同)


■人寄せパンダ
 三原氏の永田町での評判はどうなのだろうか。

「自民党の人寄せパンダですよ。元芸能人ということで、どうしても対比されるのですが、今井絵理子さんはハキハキ喋らないので、司会業とかをさせても上手く回せない。そこが、三原さんはとても上手い。やっぱり女優。政治家という職業を演じているのか、演説でも人を惹きつけます。街頭演説のときなんか、華になってくれるんですね。一般の人から見れば三原さんは政治家ですが、永田町の人間は三原さんに政治家の役割をはなから求めていません。法律をつくろうとかいうときに、知恵を貸してくれということになるかといえば、そういうことは決してないです」(同)
 では、夫との行動によって、三原氏の自民党内での立場が悪くなることは、ないのだろうか。
「公私混同で、よくないのはよくわかっているけど『好きにしてっ』という感じです。ただ、次も選挙に出たいと考えてるのだったら、きちんと地元活動すると思うのですが、週刊新潮の記事だと地元事務所はまったく稼働してないということです。そういう状況で、また公認をもらって出られると思っているのだとしたら、自民党もそこまで甘くないかもしれない。ただ、ダンナさんが地方議員選挙に出るとなったら、そこの事務所を拠点にして出馬して、三原さんが毎回応援演説に立てば、皆おもしろがって投票するから当選すると思うんですよ。そうしたら、その事務所が地方議員の拠点のひとつになるので、やっぱりまた三原さんに公認は出るということになるのではないでしょうか」(同)
三原氏の公私混同は止みそうにない。国費を使った新婚生活の謳歌を、国民はただ指をくわえて見ているしかないのだろうか。
(文=深笛義也/ライター)