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共同代表選で玉木雄一郎代表に敗れた希望の党・大串博志衆議院議員が早速、執行部を批判する言動を始めており党にとって今後の懸念要因となる可能性を窺わせています。

大串議員は11月14日に小池百合子都知事が代表辞任を発表した両院議員総会における不満についてブログを更新、「小池氏の代表辞任に思う」というタイトルで玉木共同代表が代表に選出された経緯に納得がいかなかった旨、綴っています。

大串「ただその場で、小池氏が後任の代表として「玉木氏を推挙します」と述べ、そのまま「それでよろしいでしょうか」という司会の声とともに、何か事前に予定されていたかのように、新代表を決めた流れには、私は違和感と唐突感を覚えました。」

大串議員は小池都知事が代表辞任を発表した場で玉木共同代表の代表就任を決めるのではなく、改めて両院議員総会を開き決めるべきだった、と主張。

大串「本来であれば、今日は代表が辞めることを確認した上で、先に共同代表に選ばれていた玉木氏の党務運営のもとで、後日改めて遅滞なく両院議員総会を開いて、そこでみんなが落ち着いて、いつ何を決めるのかということに十分な情報を持った上で、新代表を決めていくべきだったと思います。」

大串議員は11月14日の両院議員総会後の会見でも「開かれたオープンな党のやり方ではないのではないかと違和感を覚えた」「ブラックボックス的に決まっているという印象を受けた」などとこの件について批判するとともに、「誰が立候補するのかしないのかということも十分にみんなが考える時間的な余裕も持った上で」改めて代表選を行うべきだった、などと語っていました。

しかし、記者が「異議ありと唱えることも出来たのではないか」と尋ねると大串議員は「それが出来ないような流れだった」などと述べており、終わってから騒ぎ立てているという印象は否めません。

大串「それが出来ないような流れだったですね。もうこれでよろしいですかと、勢い良く。あれはちょっと非常に、皆さんどうですかという言葉じゃなかったですね。」

共同代表選において「安保法制容認しない」「憲法9条改正反対」を唱え、民進党回帰の象徴のように見られていた大串議員が、その主張だけでなく政治姿勢までも「なんでも反対」「足を引っ張る文化」の民進党スタイル継承を鮮明にしたと言えそうです。