希望の党共同代表に玉木雄一郎氏を選出
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希望の党は10日午前、東京・永田町の憲政記念館で両院議員総会を開き、国会議員団を束ねる「共同代表」の選挙の投票を行った。玉木雄一郎衆院議員(48)が大串博志(52)衆院議員を大差で抑えて選出された。任期は小池百合子代表(東京都知事)と同じ平成32年9月まで。

 玉木氏は投票に先立つ所信表明で「民進党への再結集では時計の針を戻すだけだ。地道に足腰を鍛え、立ち位置やカラーを明確にすることから始めないといけない」と主張した。

 玉木氏は13日にも両院議員総会を開いて執行部を発足する。幹事長には古川元久元国家戦略担当相らの名が取り沙汰されている。

 共同代表選では、玉木氏が集団的自衛権行使を限定容認した安全保障法制や憲法9条見直しを実質的に認める姿勢を示し、大串氏はこれらに異論を唱えた。立憲民主党などとの統一会派結成の是非をめぐっても主張の隔たりが際立った。玉木氏は挙党態勢構築の手腕が問われることになる。

 都政に専念する姿勢を示す小池氏との距離感も課題となる。玉木氏は13日に小池氏と会談し、今後の党運営などに関し協議する。

 共同代表は所属国会議員による投票で選出。53人のうち51人が投票に臨んだ。