https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171109-00000116-jij-pol

 「コメントは控えたい。いろんな(候補の)中の一つでしょう」。

 菅義偉官房長官は9日の記者会見で、今年の「新語・流行語大賞」候補に「忖度(そんたく)」が選ばれたことについて、こう無関心を装った。

 忖度は、学校法人「森友・加計学園」問題でその有無が焦点となったいわく付きの言葉。共産党の志位和夫委員長も会見で「疑惑の核心的な部分だ」と強調した。

 菅氏はコメントを求める記者団に「(受賞が)決まったら感想を申し上げる」とかわしたが、審査する主催者側が忖度しないよう気遣ったと見る向きも。

 政治関連の流行語候補としては、ほかに「共謀罪」や「魔の2回生」も入った。希望の党の小池百合子代表が発言し物議を醸した「排除」はなぜか選ばれなかった。